あえて振り返ろう偉大なる先人達を(1)
そういや、小説も「初音」書いてるなあと思いつつ、「初音」のよもやま話を。
ブームっていうのは、その兆しを感じた瞬間がいちばん熱い。個人的には2007年の10月~11月がいちばんハマりました。毎日増えていく「市販ではありえない」曲の数々。なんだかんでいって商業作品っていうのは、「偉い人たち」がハンコつかないと市場に出ませんからね。個人が作りたモノを自由に発表できるという環境は、すばらしいのです。
初音ミクのムーブメントはそういった「創作のチカラ」ってのを感じさせてくれました。それも、もちろん、ニコニコ動画っていう、「反応がダイレクトにわかる」場があってこそ、たくさんの視聴者がいてこそなんですけどね。
何にせよモノを作って公開しようって人間は、自分の作ったモノに人々が反応してくれるのがいちばんの悦びなんですからね。
というわけで、初期ブームを支えたクリエイターさんたちを振り返りたい。
前回の「泣ける」で取り上げた人たちも、そんな初期の担い手たちです。「HMOとかの中の人」さん、「baker」さん、「流星P」さん、「ハジメテノオト」の作者さん……
この人達にまさるとも劣らない、初期ブームの立役者といえば……そう、この人!
わんかっぷPさん なんといってもコレですよ、「子猫のパヤパヤ」
超好きですよ、曲も詩も絵も。
意外な切り口、「こわいペンション」。傑作。
今は季節がちがうけど、寒い季節に聴くと胸に迫る曲。
絵の可愛さは異常。
これもすごいです。なにげにスケールでかいです。
先月末にこれのアレンジバージョンを発表されて、1年間の活動休止を発表されました……
初期ブームの担い手が初音ミクから離れていくのは残念すぎる……
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