桜高軽音楽部活動録・いけないライブハウス!(14)
「じゃ……澪ちゃん……最初にオマンコするチンポ、選ぼうか」
鼻ピアスが言い、澪の周囲を三本のペニスが取り囲む。
「そんな……えらべない……」
澪は消え入りそうな声で言う。さすがにもう逃れられるとは思わないし、全身の疼きはどうしようもなくなっている。押し倒されて貫かれるならば――しかたない――くらいには覚悟を決めていた。
でも、選べと言うのだ。
鼻ピアスのペニスはほどほどの大きさだ。形も整っている――基準がわからないが。
金髪カラコンのは、長くて細い。反り返っている。
日サロマッチョは、太くてやや短い。
迷いに迷って思考停止に陥った澪は、鼻ピアスのペニスを指さしていた。
「へへ、一番乗り」
「ちっ」
「早く順番回せよ」
鼻ピアスは、澪の股を開かせると、対面座位の形で抱き寄せた。
「澪ちゃんの処女、いただきだ」
澪は今更ながら恐怖に陥った。初めての時はめちゃくちゃ痛い、と聞いていたからだ。痛いのは苦手なのだ。
「い……痛くしないで……痛いのは……っ」
「最初のうちだけさ」
鼻ピアスは言うと、無造作に挿入する。
「やっ……あ……」
秋山澪の未開の膣に男の亀頭が押し当てられ、押し込まれていく。
違和感。
「あったけぇ……澪ちゃんの中」
「うそ……っ、だめっ!」
鼻ピアスは澪の尻を掴む。澪自身の腰の動きで貫通するように、引き寄せていた。
「い……いた……ぃたぃぃぃっ」
引き裂かれた瞬間の衝撃。
澪はのけぞった。逃げようとした。それを抱きすくめられた。
熱い男の胸板に顔をうずめる。
あ……ちょっと……落ち着く……かも
だが、すぐに痛みがぶり返す。奥に、どんどん奥に入ってくる。今まで何も入れたことのない部分に、他人の肉体の一部が侵入してくる。
「あ……だ……だめ……」
澪は腰を浮かそうとする。だが、男が突き上げる。ひん、と鳴く。
髪が乱れる。男の胸板に自分の乳房が当たり、変形する。汗がまざって、ぴちゃっぴちゃっと音をたてる。くっついたり、離れたり、同時に澪の性器の中を男根が行ったり来たりする。
「やっ……あ……ああ……」
痛い、ひどい、突かれて……でも。
「澪ちゃん、もう感じてんの? エロいなぁ」
「ちっ、ちがっ……ぅっ! あ……はぁぁっ!」
脳が痺れる。痛くないわけじゃないのに、ダメなはずなのに、何か突き上げてくるものがある。
「澪ちゃんのオマンコ、すっげー気持ちいいぜ」
いやらしい言葉を耳元でささやかれ、澪の視界が潤んでいく。声をとめられない。どんどん高まっていく。
「あっ! あんっ! はぁっ! やぁ……っ!」
つづく
「けいおん!」同人誌
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