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あれ……?
もうろうとしたルイズは周囲を見渡した。
サイトがルイズを取り囲むようにして、アレを……男の子のアレをこすっている。
これがもしや、男の子のする――マスターベーション――だろうか。
「たまんねぇっ! たまんねえよ、ルイズ!」
「ルイズ! もっとセクシーなポーズをしてくれえ」
なんてこと、サイトったら、わたしをオカズにこんないやらしいことを始めちゃうなんて……
ルイズはサイトをあらためて愛おしく感じた。
「見たいの? わたしの恥ずかしいところを、もっと見たいの?」
「見たい!」
「見せてくれぇ!」
「どっしよーかなぁ」
言いつつ、そろそろと脚を広げる。おおっ、と色めき立つ男子。
「やめよーかなー」
きゅっと脚を閉じると、男子達は失望の声。
(ああ、もう、サイトったら、かわいい)
ルイズは、たくさんの「サイト」の欲望を独り占めしていることに深い陶酔を覚える。
「特別だからね、特別に……ごほうびあげちゃう!」
基本はサイトの欲がるモノならば与えてしまうルイズである。
ルイズは両手を後ろについて、腰を浮かせ、脚を広げる。
しらふなら絶対できないM字開脚だ。
むき出しの股間に少年たちがむらがる。
「すげえ……ルイズのオマンコだ」
「しろくて、ぴったり閉じてら……ちょっとだけ飛び出してるのがクリ……?」
「もっと広げて見せてくれよ、ルイズ」
「ええ-、そんなことまで?」
ルイズは片手を股間にまわし、指を土手の両側にそえた。顔は真っ赤で目をぎゅっとつむっている。
「もお、サイトのエッチ……ぃ」
くぱあ……
ついにルイズの処女穴が開かれた。その目撃者たちは鼻血を噴出しかねないほどに興奮した。
「ピンクだあ……すげえ」
「穴だ。オマンコの穴……あいてら……」
「あれ、もしかしたら、濡れてる?」
ルイズはエッチな姿をサイトに見られていると思いこんでいるため、とても興奮していた。
勝手に息が荒くなり、アソコからおつゆがもれてくる。
「女の子が濡れるって、ほんとだったんだ」
「あのルイズが、おれたちの前でオマンコおっぴろげて、濡らしてやがる」
「だめだ、おれ、もうがまんが……っ」
ペニスをこすっていた少年がくぐもった声をあげる。
「おれもだっ!」
「おおっ!」
少年たちは鼻血を噴き、同時にペニスの先から白い粘っこい体液を放出した。
ルイズの身体に精液がぶっかけられる。
(やだ、サイト、いっぱい……! 男の子はオチンチンから白いモノを出すって……本当なんだわ)
本来なら嫌悪の対象でしかないはずのその粘液がなぜか愛しいくらいだ。むせかえるような精液の匂いも、今は興奮をかき立てるアロマそのものだ。
そんなルイズの鼻先に、かぐわしい棒が突き出された。
「ルイズ……コレ、しゃぶってくれる?」
マリコルヌが、半剥け状態のペニスをルイズの顔に突きつけたのだ。
それが「フェラチオ」という、女の子が男の子にご奉仕する技だということは、紙の上の知識では持っていた。
だが、実際にそれを体験することになるとは――でも、今のルイズはサイトをとにかく感じさせたい。
誇り高い少女は、エッチな体験にときめいて目がくらんでいたのだ。
(なによ、サイトったら! この、大貴族の娘であるわたしに、こ、こんなモノをしゃぶれ、だなんて……そんな……なんてイヤラシイ……っ)
頭のなかが沸騰状態だ。
「ほら、ルイズ、しゃぶってよ」
目の前にちらつく、剥けきっていないペニス。だが、それがサイトのものだと思うと、いとおしい気持ちになってくる。
「し、仕方ないわね。と、特別よ! 今日だけは、特別にしたげるんだから、ちょ、調子に乗らないでよね!」
ツンツンしながらも、口の中には唾液がわいてきてしまっている。
ちゅっ。
ルイズはまず、マリコルヌの亀頭の露出部分にキスをした。
誇り高いヴァリエール家の令嬢は、それから人生初のフェラチオを開始した。
つづく
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