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超世紀莫迦 WEBLOG

□ 美耶子のどっきり大作戦! □

美耶子のお仕事 「どっきり大作戦!」(06)

   ■7
「マジで宇多方じゃん……おーい、宇多方あ!」
 聞き慣れた男子の声に、ビクッとなる美耶子。
 下を見て、顔見知りの同級生の存在にようやく気づく。
「え? えええ? うそっ!? なんで田中が?」
 慌てたために、ネットから片足が外れ、落ちかける。とっさに足をかけ直し、事なきを得るが、その結果、通常より大きく脚を広げることになってしまう。
「おおおお! すげーぜ、みんな見てみろよ、宇多方のまんこ、あんなに広がってるぞ」
「ほんとだ! しんじらんねー、あのお姫様みたいな宇多方姉が……」
 男子は興奮しつつ、美耶子の真下に集まってくる。
 美耶子の現在の高度は全体の半分、すなわち2.5メートルほどだから、真下からなら局部がかなりはっきり見える。
「こらああ、田中、鈴木、宮田ぁ、あとそれから……みんな、見るな! 見るなあ!」
 美耶子が顔を真っ赤にして怒鳴る。学校でまとっているお嬢様キャラはどこかへうっちゃっていた。
「おわ、こええ、宇多方って、あんな声も出るんだ」
「でも、すげーな、尻がプクってして、アソコまで真っ白だぜ?」
「こんな角度で女子のまんこ見たの、おれ初めて」
「おっぱいも見えるぜ。乳首がピンってなってら」
 壁ネットは、所詮ネットだから、反対側から美耶子の顔や胸、股間を透かし見ることができる。
「くっ……後でボコボコにして記憶なくさせる」
 涙をにじませながらつぶやく美耶子――いや、おまえにそんな能力ないから。
「そうだ、窪塚にも見せてやろうぜ」
「だな、あいつ宇多方姉の方が好きって言ってたしな」
 その声はもちろん美耶子にも聞こえている。
「えっ!? 窪塚くんもいるの!?」
「そりゃいるだろ、うちのクラスで休んだの、おまえだけだもん」
 田中くんがこともなげに言う。
「そんな……っ」
 美耶子が明らかに動揺する。同級生に裸を見られたのも痛手だったが、窪塚くんに見られるのは異質らしい。
 窪塚くんというのは窪塚プロデューサーの息子だ。これは偶然でもなんでもなく、窪塚プロデューサーが息子の同級生である美耶子に目をつけて芸能界にスカウトしたのだ。
「なんだよ……そんな急に……ネット登りはもうやったのに……」
「いいから、こいよ! おもしろいもん見せてやっから」
 同級生に引っ張られるようにしてやってきたのはその窪塚くんだ。おおお、相変わらずサラサラヘアーで育ちのよさそうな爽やか美少年だこと。
「だから、宇多方がさ」
「え? 宇多方さん? 珠子さんのこと?」
「いや、姉貴の方がさ、すっげーぜ、おまえも見せてもらえよ」
「み、美耶子ちゃん!? き、きてるの!?」
 窪塚くんの声のトーンが明らかに変わる。走る速度が上がる。
「や、やば……」
 美耶子は必死でネットを登り始める。登り切れば、次のアトラクションへの連絡通路に逃げ込める。
 たしか美耶子のやつ、窪塚くんに告白されて「ごめんなさい」したはずだが、自分のことを好きな男子の前では格好をつけたいのかもしれん。女心は複雑だ――つか普通に恥ずかしいよな。
 美耶子は手足を大胆に動かしていた。なりふりかまっちゃいられないのであろう。
 そのため、下の男子たちには大サービスをすることになった。
「すっげ、宇多方のまんこもケツの穴も、ま、まる見えだ!」
「学校一のお嬢の……まんこが、ぱくぱくしてる……っ!」
「なんか、垂れてるぞ? まんこからよだれみたいのが……」
 あせりと興奮がごっちゃになって、美耶子の膣から愛液がこぼれだしていた。
「あっ! あん……っ!」
 しかもネットが乳首にこすれ、さらには股間も擦過する。敏感な部分にネットのロープが食い込み、一瞬意識が飛びそうになる美耶子。
 アソコはもう大洪水だ。
「しんじらんねえ……女のアソコって、あんなに真っ赤になんのかよ……」
「めちゃくちゃ濡れてるよな? 女って気持ちいいと濡れるっていうぜ?」
「さっきから、宇多方のやつ、めっちゃ可愛い声出してる……っ」
 男子の一人ががまんできなくなったのかネットに飛びついた。
「もっと見たい……てか、さわりてえよ!」
「おれも!」
「ぼくもぉ!」
 次々と男子が続く。小学生さえも発情させるとは、美耶子のやつめ、どんなフェロモン出してやがる。

        つづく



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Date:2011/09/16
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