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超世紀莫迦 WEBLOG

□ 日記 □

冷静になれない

 不思議に思ってることがある。人を殺しても、ほとんどの場合は死刑になることなく、十年かそこら刑務所で生きていればOKという状況があること。刑務所の設備も改善していて上に、刑務官の横暴が摘発されて受刑者が被害者としてマスコミに露出したりもしていること。
 と、同時に、痴漢の冤罪なんてことが実際にあって、警察は容疑者の言い分なんてちっとも聞きもしないということ。

 総合すると、犯罪はやったほうが得、疑われるだけなのがいちばん損、という気がしている。
 本当にワルで、罪を犯すことになんのためらいを覚えないような人間が、いちばん得をして、しかも法律からも守ってもらえているんじゃないか。
 一方で、悪いことをしていない人間が「疑われる」「罰される」状況が、一番おそろしい。何も悪いことをしていなくても、「こいつは犯罪をするタイプ」というようにすり込まれたら、もうおしまいだ。

 ちょっと強引だけど、児童ポルノ問題もそれに似ている気がする。

 タイとかに行って子供を買っているやつ、小中学生とテレクラで知り合って買っているやつ、生徒に手を出す教師、自分の子供をレイプする親――こんなやつらは、実際に子供を傷つけ、その未来を破壊しているというのに、ただの犯罪者として扱われ、ともすれば保護される。

 かと思えば、ただの一人の子供も傷つけていない一般人が、その趣味嗜好によって犯罪者にされてしまう状況があらわれようとしている。

 やっていることは本質的に違うのに、同類とされる。
 一方は重罪、もう一方はただの趣味なのに、同じこととしてくくられる。

 もはや、呪術の世界だ。ワラ人形を作ったら殺人罪で摘発される、私家版デスノートを作ったら
大量殺人犯扱い。もしもそんなことがまかり通ったら、それは理性によって統べられている世界ではない。
 今回の「法整備」への動きには、それと同じレベルのヒステリックさを感じる。

 落ち着いて、論理的に考えて欲しい。本当に取り締まるべきものはなんなのか。
 性的マイノリティを迫害することにエネルギーを使うのではなく、子供を犯罪者から守ることに全力を費やすべきだ。そのためには、厳罰をもって臨んでほしい。

 子供の心と体を破壊する犯罪者(クズ親も含む)に人権など認める必要はない。

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Date:2008/03/16
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