「うそよ……こんな……でたらめだわ」
よろけながら、机から離れるルイズ。
キッと表情を変える。
再生機に向けて、メイジならば肌身離さず持っている杖を振り上げる。
「おっと、だめだよ、ルイズ。こんなところでエクスプロージョンの魔法なんか使ったら、いくらきみでも退学ものだ」
マリコルヌは手早く水晶球をポケットにしまいこむ。
「こんなの、本物じゃないわ! 誰かが作った幻影よ! そうだわ――だれかが魔法で……!」
「残念ながら、わが騎士隊にそんな凄い能力を持った者はいないよ。いたら大変だ。いくらでも妄想の映像をつくって大もうけできるからね」
AVなどない世界である。少年達はエロに飢えている。
「これは実録ものだよ。その証拠に――ぼくは思い出してきたよ。映像を見ているうちに、ね」
ルイズは、よく見知っているはずのクラスメートの顔に邪悪なものを感じ、後退った。
人気のない自習室――今は確かにそうだ。ルイズとマリコルヌ以外、だれもいない。
「ルイズ、きみも映像を見たろ? きみも思い出したんじゃない?」
たしかに――記憶が、よみがえっていた。
信じられない。信じたくはないが――ルイズはマリコルヌのペニスの味を――舌先に残った感触を――思い出していた。そして、挿入されたときの圧迫感、喪失感、と同時にもたらされた巨大な快感を――
「ど、どうしたら、いいの……わたし……もう……」
サイトに知られたらおしまいだ。処女どころか、とうに雌犬になってしまっていることが最愛の人に知られてしまったら――
「ルイズ、ゼロのルイズ――でもいまや、トリステインの聖女――ぼくはきみを尊敬してる」
マリコルヌは言った。
「きみは虚無の魔法の使い手で、この国にとってかけがえのない存在さ。そんなことがなくたって、きみはぼくの誇らしい戦友だよ。そんなきみをぼくは助けてあげたい」
「マリコルヌ?」
まさか、ないしょにしていてくれるのか――ああ、デブでもマリコルヌも貴族、紳士のはしくれ、女性の弱みにつけこむなんてことは――
マリコルヌは「いい顔」で微笑んだ。
「パンツ、見せてくれるかな、ルイズ?」
――そうだ。
そういうことだった。
マリコルヌは思い出す。
ルイズのパンツを凝視しながら思い出す。
「も……もう、いいでしょ!?」
顔を真っ赤にしながら、ルイズが言う。もちろん、ダメだ。
「ルイズ、パンツにシミができてるけど、どうしてかな?」
「え、そんな……」
慌てるルイズだが、ピンクのスキャンティの布地――ワレメを覆い隠す部分にじわじわとシミが広がっているのは紛れもない事実だ
「ぼくにパンツを見られて興奮しちゃったのかな?」
「そんなわけ……!」
「どうかなあ? ほら、映像を見てごらんよ。ぼくたちが初めて結ばれたときの映像だよ? 見れば見るほど記憶が戻ってくる。きみも思い出しているんだろ?」
ガラス板に映るルイズとマリコルヌのセックスシーン。
見まいとするルイズだが、どうしても目に入ってしまうらしく、映像のなかでルイズが強く感じるシーンでは、呼吸が荒くなっていく。
同時に、シミも大きく広がってしまうのだ。
映像の中でルイズが激しくわななく。
同期するかのように、マリコルヌの前のルイズも膝をガクガクさせる。
思い出しているのだ。
この瞬間、自分の性器の中に入っているマリコルヌのペニスがどうだったか。
「だよねえ」
マリコルヌは、目の前のルイズのスキャンティに指をかけた。
「ぼくも気になるもの。ルイズのココがどうなっているか」
「きゃっ!」
布地をずり下げる。
真っ白なワレメがあらわになる。
「――触るなんて、約束が違うわ!」
「触らないなんて一言も言ってないよ――わあ、大洪水じゃないか、ルイズ」
「くっ……!」
マリコルヌはルイズのスキャンティを下ろしていく。ルイズは抵抗しない。できるはずがない。もっとすごいことをマリコルヌとかつてしている。
股間から糸をひいて、愛液が布地との間に橋をかける。
愛液は後から後から涌き出して、内股を伝い落ちる。
「なんて綺麗なアソコなんだ……そして……この匂い」
くんくんと匂いをかぐマルコリヌ。
酔いのせいじゃなかった。しらふでも、ルイズのそこは幼女のように汚れなく、なめらかで、かぐわしい。
甘いチーズ菓子を思わせる香りだ。
レモンピューレの甘酸っぱさも、感じる。
「サイトがルイズのこと、レモンちゃんって呼ぶわけがわかったよ」
「やっ! サイトのことは言わないで……!」
「いただきまあす」
ねろん。
「ひゃあっ!?」
ルイズが高い声をあげる。
マリコルヌはルイズのワレメに口をつけていた。
舌を動かして、泉を味わう。
「や……あ……ん……んーんっ」
鼻を鳴らすルイズ。甘い声だ。男の脳髄をとろかすような。
ちゃぷちゃぷと音をたてて、ワレメの間の秘肉の味と感触を楽しむ。
「これこれ、ルイズのおまんこの味だ……! おいしいなあ!」
「や、やだあ……舌、動かさないでぇ……」
マリコルヌの頭を押さえ込もうとするルイズだが、逆に下から持ち上げられ、机に横たわらされてしまう。
机の上で赤ちゃんのように脚を掲げられ、押し広げられた股間を存分に舐めまくられる。
「あああっ! あんっ! だ、だめえええ!」
「こんなに濡らして、だめも何もないだろ?」
「で、でも、わたしにはサイトが……!」
必死で快感に抗おうとするルイズ。
「そのサイトに知られても、いいの?」
「!?」
マリコルヌのその言葉はルイズの反抗を無力にしてしまう。
「……サイトには……サイトにだけは……」
「じゃあ、今度はぼくのをしゃぶってもらおうかな。ルイズも見てみたいでしょ? ぼくのチンポ」
マリコルヌが露出させたペニスは、もちろんガチガチの固さになっている。
「ひっ……」
目の前に押しつけられたソレのルイズはひるむ。
「なに驚いたふりしてんのさ。まだ思い出さない? きみ、それをおいしそうにくわえてたじゃないか」
「そんな……」
完全に忘れたわけではないのだろう。目の前のペニスに戸惑いながらも、それをどうすべきかということは理解しているらしく、おずおずと舌をのばす。
「く……くさい……じゃない」
顔をしかめるルイズ。
「まあ、しばらくお風呂に入ってないからね。でも、遠征のときほど汗まみれじゃないはずだよ?」
覚悟したようにマリコルヌのペニスに唇を押し当て、舌をちろちろと動かす。
「おおっ! やっぱりフェラは気持ちいいなあ! ルイズ、あれから練習した?」
「ほんなほ、ひへるわひぇないへひょ!」
マリコルヌのペニスをくわえながらルイズは言う。だが、その動きはとてもスムーズで、とても初心者には思えない。
「さては、サイトにしてあげるために練習したんだね?」
「!? な、なんれそれほ……」
愕然とするルイズ。そういえば、昼食のときのデザートはここのところバナナばっかりだった。
「ま、ぼくで実地に練習すればいいよ。やっぱり実践にまさる修練はないからね」
マリコルヌはルイズの喉奥までペニスを押し込んでいく。
「むぐっ! うぎゅうう……!」
「さ、吸い込んで、ルイズ! チンポの先っちょを、じゅうううぅって」
「んんんんぅ! むうううんんっ!」
桃髪の美少女がマリコルヌのチンポを懸命に吸い込んでいる。
口の中を唾液でいっぱいにして、じゅっぽ、じゅっぽ、音をたてながら、唇で、口蓋で、頬の裏で、ペニスをしごいてくれているのだ。
「最高だぁ」
マリコルヌは白目になりながら、ルイズの口の中に射精する。
どぷどぷと注ぎ込む。
「あふっ! ふぶっ!」
マリコルヌのペニスから口をはなしたルイズの顔に、射精の後半がぶちまけられる。
つづく
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