「や、あつぅい!」
桃髪にも容赦なくマリコルヌの精液がかかる。
「いやあ……こんなベトベトぉ……」
半泣きのルイズ。唇からは口内射精された名残の白濁液がこぼれおちてくる。
「なんだ、前は飲んでくれたのにさ」
マリコルヌがつまらなさそうに言う。
「そんなの無理にきまってるでしょ!?」
ルイズは起き直り、ハンカチを取り出して、顔や髪についた精液をぬぐう。
「やだ、制服にもついたじゃない。シミになったらどうしてくれるのよ!」
天然のお嬢様だから、ついツンケンとした態度をとってしまう。
だが、マリコルヌはヘラヘラ笑っているばかりだ。
「そんなこと言ってていいのかい? ほら、フェラして興奮したんだろ?おまんこ、すごいことになってるけど?」
指摘されて気づく。ルイズのソコは真っ赤に充血し、じゅんじゅんと愛液にまみれてしまっている。
「そ……そんなの、か、わたしの勝手でしょ!? べ、べつにあんたが好きでこうなった訳じゃないんだから!」
脅されなければ、どうしてマリコルヌなんかと――ルイズは思う。
「ふうん……そう。じゃあ、これっきりにしようか」
射精してスッキリしたのかマリコルヌが言う。
「の、望むところよ……」
こ、これで終わり――? ほんとに?
ルイズは信じられない思いでいる。あの映像を見て――ルイズも思い出していた。あの夜、あの天幕での出来事を。いくら酔っていたからといって忘れる方がどうかしてる――それほどの体験だった。
あんな快感はほかに記憶にない。
マリコルヌの方もそうだったに違いない。身体を合わせた仲だから、それはわかる。
だが、マリコルヌは半立ちのペニスをしまいはじめる。
「ぼくもサイトの恋人と一線を越えるのはどうかなと思うしね」
「え……」
ほんとに――もう、しないの――?
ルイズの股間はまだ火照ったままで、どうしようもなくなってるのに――
おまんこをさんざん舐められて、じらされて――
オチンチンを舐めさせられて、口の中で出されて、顔にもかけられて――
なのに、ルイズのほうは満足させてはくれないのだ。
狡い。
「ルイズもパンツ穿いたら?」
「は、穿くわよ――い、言われなくたって――」
ヌルヌルの布地を股間にあてるのはイヤだ。でも、しかたない。
ひやり、とした感触。
「っう――」
「切ないんじゃないかい? ルイズ。このまま帰ってもいいの?」
マリコルヌが意地悪く言う。
「――だったら、す、すればいいじゃない」
ルイズは上げかけた下着を再びおろす。
「――って、いうか、したいのは、そ、そっちじゃないの? 股間、ふくらんでるわよ」
「たしかに」
マリコルヌはあっさり認め、股間をあらわにする。
(さっきより――大きくなって……りゅ)
ルイズはその部分から目が離せない。
「でも、やっぱりサイトに悪いしな」
前を閉じようとする。
「も、もちろんよ! サイトに知られたら、た、たいへんだから、だから、それを、わ、わ、わたしの中に……」
何を言ってるのだ。でも、とめられない。
ルイズは机にうつぶせになって、おしりを掲げる。自分で穴がひろがるように、左右に――
「わたしの中に――かくしちゃって! は、はやくぅ!」
「そこまでルイズが言うんなら――」
マリコルヌの、ぽよんとした身体が触れる。
後ろから。
フェラの名残の唾液と精液がこびりついた臭い生ちんぽを。
ルイズの赤ちゃん用の穴に――生殖器に――栓をするかのように、ねじりこむ。
「あ、あ、あああ、あー!」
ルイズが声を放つ。
「ああ、この感触だ! 完全に思い出したろ、ルイズ! きみの処女膜をぶち抜いたチンポの形を!」
マリコルヌもだ。声を出しながら、腰を打ち付ける。
ルイズの膣の入り口から最奥部までを1ストロークで打ち抜く。
「ひぃ!」
押し込まれる快楽。
「あぃいいいいい!」
引き抜かれる快楽。
意識が飛びそうなくらい、気持ちいい。
実際、入れられた瞬間にすでにイッていた。
さらに、出し入れされるたびにオルガスムスの波を迎えた。
マリコルヌにヒップを叩かれながら、子宮を突かれると、もうわけがわからなくなった。
「ら、らめええええええ! そ、そこっ、突いちゃ、らめなのおおおおお!」
絶叫する。
「――ルイズ?」
廊下と自習室を隔てるドアが開き、サイトが顔を覗かせる。
つづく
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