(あ……ああ……はいってくるぅ……サイトがいるのにぃ……あ、あかちゃんの部屋が……)
「ルイズ? どうしたんだ? なんか変だぞ? どこか、痛いのか?」
心配したのか、サイトが近寄ってくる。あと数歩で、机の陰に隠れたルイズの姿が見られてしまう。
バックからルイズを犯しているマリコルヌの姿も――
(見られちゃう……ばれちゃう……サイト以外の男の子とセックスしてることが……ぁあああああ!)
恐怖よりも背徳の快感が全身を貫く。
(ごめんなさい、サイトぉ……わたし、サイトのこと愛してるけど……大好きで、大好きで、あなたのことを思うと泣きそうになるくらいだけど――)
でも。
(オチンチン、きもちいいよおッ!)
(あああ、ルイズのまんこが、吸い付いて、うねって、たまらないいいいいっ!)
マルコリヌがルイズの胎内の奥深くに性器を埋めて、痙攣する。
(出るっ! 出るぅうううううっ!!!)
びゅばっ!
ルイズの子宮に亀頭をこじ入れて、マリコルヌが激しく射精する。精虫たっぷりの濃厚ミルクがルイズの子宮に流し込まれる。
胎内を熱いしぶきで満たされたその瞬間、ルイズも限界を超える。
「いくッ! いくうッ! サイトに見られてるのにぃいいい……おまんこイッちゃってりゅううううううううううっ!」
爆発――
ルイズの意識が白熱する。炸裂する。粉々に飛び散る。
エクスプロージョン。
ルイズの魔法も暴発していた。
「コルベール先生、すみませんでした」
深々と頭を下げたのはサイトだ。あちこちに絆創膏やら、包帯を巻いている。
「自習室をメチャクチャにしてしまって……ルイズ、おまえもあやまれ」
「ご……ごめんなさい……」
制服のあちこちに焼け焦げをつくったルイズが小さくなる。
「自習室で……虚無の魔法の調べ物をしていて……失敗を……」
自習室で思わず魔法を使ってしまい、部屋を半壊させてしまったのだ。衝撃で吹き飛ばされたサイトがわずかの時間とはいえ失神するほど、強力な爆発だった。大けがをしなかったのが奇跡だ。
「そういえば、ルイズ、変な声をだしたり、変顔したりしてたな。あれも虚無の魔法の練習か何かだったのか?」
「……ま、まあ、そんなトコ」
笑ってごまかすルイズである。まさか、本気のアクメ声、アクメ顔をさらしていたとはいえない。
「まあ、部屋のことはよいのですが、きみたちにもしものことがあっては大変です。これからは気をつけるように――」
コルベールは深くは追及しなかった。
「それよりも、巻き添えになったというマリコルヌくんのほうが心配ですね」
深刻そうに腕組みをするコルベール。
「身体のほうのケガはたいしたことがなかったのですが、頭の打ちどころが悪かったらしく、今日一日の記憶がまるでないそうなのですよ……」
ルイズはマルコリヌの容態についての話を、複雑な表情で聞いた。
申し訳ないような――ほっとしたような――
それにしてもはやいところ、お風呂に入りたい、と思った。
スカートに隠れた内股には、マリコルヌが放った精液が、いまだ半固形の状態でこびりついているのだから――
数日後――
水龍騎士団の某隊員(彼女なし期間=年齢)が前回の遠征で使った隊旗の虫干しをしようとしたところ――何かがポロポロ落ちてきた。
「あれ、なんだ、これ?」
それはいくつかの記録水晶だった。どうやら前回の遠征で記録された映像がおさまっているようだ。
「なんだぁ? ま、どうせ、たいした記録じゃないいだろうな。なにしろ、あの遠征、一晩目から泥酔して、何も覚えてないしな……暇つぶしに見てみるか……」
ルイズの受難は終わらない?
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