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超世紀莫迦 WEBLOG

□ 男優のおしごと!  □

うたかた外伝シリーズ 男優のおしごと!(2)

    3

 リハが再開される。
 やることは大まかには決まっていて、台詞もそこにはさまるようになっているが、実際の行為の流れは役者に任されているらしい。これは、リハと本番で違うことをやってしまいかねないが――それだけ役者に任されているというのはやりがいがあるな……
 男優は嬉しそうに美耶子の唇を奪い、舌をからめた。初めてディープキスを体験した時の困惑と忍耐を美耶子は表情と吐息で表現する。ロマンチックな前振りもなく、いきなり臭い唾液を流し込まれて――それでも性の奔流に揺らいで、わずかに陶酔しているという微妙な表情だ。思ったより細かい演技もできるらしい。意外だな。子役というからてっきり大げさな「泣き」の演技くらいしかできないかと思っていた。偏見かな。
 男優のほうは、その美耶子の演技を受けて返すという余裕はなく、ひたすらに性行為にのめりこんでいるようだった。
 美耶子の股を広げさせ、性器をいじくる。指を差し入れ、抜き差しする。おいおい、処女設定、忘れてないか?
「い、いたっ……!」
 美耶子が身をよじる。美耶子は忘れていなかったようだが――
「濡れる……濡れてきた……美耶子ちゃんのおまんこ、ヌルヌルしてきたよ」
 男優は指についたぬめりを美耶子に見せつける。
「やぁ……おじさん、はずかしいよぉ……」
 手で顔を覆う美耶子。
「あはは、美耶子ちゃんのおまんこ汁、おいしいなぁ」
 男優はぬめりのついた指を舐めると、今度は美耶子の股に顔を埋めた。
 しゃぶりつくようにして、美耶子の性器を吸いあげる。
「あぅっ!」
 腰をはねあげる美耶子。いやいやするように腰をゆする。
 かまわず、性器を舐め、吸う男優。
「ああああっ! だめぇ! おじさぁん!」
 脚本の流れ的には、ここで美耶子がクンニでイカされるのはそれで正しいのだが、どうにも男優の責めが一方的で、美耶子の初々しい反応や戸惑いを拾えていない気がする。そのため、いきなり美耶子がイッてしっまたような不自然さが残る。実際、美耶子のアクメは演技だろう。非常に巧みではあるが、本物の切迫感はなかった。
「イッちゃったねえ……美耶子ちゃん、おじさんのテクニックすごいだろぉ? じゃあ、オチンチンでオトナの女にしてあげるからねぇ……」
 男優は屹立したペニスをしごきながら、セリフを読み上げる。これも脚本通りなのだ。
 これが地上波のドラマだというのだから、隔世の感があるな……まあ、今は人気番組の大半がこんな感じなのだが。
「総監督、リハですけど、いいっすか? この役者、入れちゃいそうですけど」
 ADが桃山園に確認する。おれを現場に入れてくれた知り合いのADだ。桃山園組でけっこうういい位置にいるっていう話は本当だったんだな。
 桃山園はサングラスに手をやり、一瞬考え込んだようだが、
「まあ、いいんじゃない? 美耶子のおまんこの感触にちょっとは慣れてもらわないと――このままじゃ本番が悲惨なことになりそうだし」
 おいおい、リハーサルから挿入解禁か……しかもノースキンで。桃山園ドラマはガチ、というのは本当なんだな。ふつうは、役者の体力などを考えて、挿入はできるだけ本番まで温存するもんだがな――スキンなしというのも驚きだ――よく美耶子サイドが承知したな――まあ、子役業界にそんなに詳しいわけじゃないが。
「み、美耶子ちゃん、入れるよ、入れちゃうよ……!」
 男優はすっかり理性を失っているようで、生ペニスを美耶子の性器に押しつけて、入口を探っている。
 美耶子は一瞬素に戻って、桃山園の方に視線を飛ばした。桃山園は黙って拳を突き出した。親指が人差し指と中指の間から覗いている。美耶子はヤレヤレというように目を閉じると、すぐに演技に戻った。
「お、おじさん……い、入れちゃうの……? せ、セックス、しちゃうの……?」
「するよ! オチンチンを今ぶちこんであげるから……! おっ。おやっ!?」
 美耶子の膣口を探して男優が亀頭を押しつけるが、中に入れないようだ。女優とはいえ、美耶子はまだ小学生四年生――そこは年相応のサイズなのだろう。
 と――美耶子が少し腰を動かす。
「おっ! あああっ! は、入ったぁ!」
 ぬるん、と、男優のペニスが美耶子の膣内に侵入する――というか、美耶子が導いていたな、明らかに――
 子役にベテランという言葉は似つかわしくないが、明らかに場数を踏んでいないとできない腰使いだった。
 おそるべし、宇多方美耶子。あれでおれの娘とほとんど歳が変わらないんだからな……

    4

 リハーサルだが、本番になった。ややこしいな。リハーサルだが、実際にセックスを始めた、と言った方が正確だが、いずれにせよ破天荒だ。スタッフも役者もどうかしてる。
 だが、これがこの現場――桃山組でのルールなのだろう。
「うっ! くぅうう……っ!」
 男優にがっつり挿入された美耶子は、眉根を寄せて、顔を紅潮させる。小鼻が開くとともに、小さく口をあける。犬歯が覗いたかと思うと、きゅっと唇を噛む。涙がつぅっっと頬を流れる。破瓜の痛みに耐えている演技だ――ほんとうに、純潔を失ったかのような、痛みと絶望――そして快楽へのおびえが見て取れる。
 これまで、宇多方美耶子の演技をおれは全然評価していなかった。しょせんはついこの間までド素人だった駆け出しの子役で、セリフまわしも棒読み、身体の動きも稚拙。リアルな小学生らしいといえばその通りだが、それ以上でも以下でもない――そんなふうに思っていた。だが、違った。美耶子は援交での初体験という異常なシチュエーションを自然に演じきっている。
 一方の男優は、夢中で腰を動かしていた。
「すっげ、美耶子ちゃんのおまんこ、狭くてキツキツ! さすがは十歳……小四……おおっ! 奥にすぐ当たる! まじちっちぇえのに、気持ちいいいいっ!」
 もはやセりフは吹っ飛んで、単なる感想だな。しかし、よく聞く話だが、ほんとなのだろうか?
 宇多方美耶子とヤると、もうほかの女ではイケなくなるーー
 事実なら恐ろしい話だ。
「うっ! はぅ! うくっ!」
 美耶子の方は初めての性交で乱暴に挿入、ピストンされている十歳の少女としてはリアルな苦鳴だが、その声に少しずつ艶が乗りはじめる。
「うぅ……いやぁ……やぁっ あっ、あっ、あっ……」
 息が荒くなり、時折、とろんとした表情が混ざる。
 美耶子の役どころでは、初体験の前に義父とセックス直前までいっており、その後オナニーにハマっている。性的にはかなり開発されており、初体験でも感じる素養はあるのだ。
「みゃ、美耶子ちゃん! 気持ちいい? おじさんのチンポ、気持ちいい?」
 美耶子に覆い被さり、腰を打ちつけながら男優が声をうわずらせる。
 カメラマンが男優の後ろに回り込み、男優の尻ごしに、ペニスが出入りするところをアップでとらえる。
 ぶっとい大人ペニスが、小さな子供ヴァギナを張り裂けんばかりに拡張しながら、鉄杭さながらに打ち込まれていく。
 奥に押し込まれるごとに少女の秘肉もめりこみ、抜かれるさいにはピンクの粘膜が引きずり出される。
 圧倒的な迫力だ。
 美耶子のアナルも、膣内の異物の動きにともない、すぼんだり開いたりを繰り返す。
 こんなシーンをお茶の間で流したら、さすがに気まずいどころじゃすまなさそうだ。おそらくは、ビデオソフトの特典映像などに使われるのだろうが――
「あっあっあっ……! おくっ! おくにあたって……あっあっ……! なにこれ……ぇ?_」
 涙とよだれで顔をトロトロにして、美耶子が初めての中イキに達しそうだ。
 ほんとうにセックスしながらだから、演技なのかマジイキなおかわかりづらい。だが、よくよく見れば、ギリギリで性感をコントロールして、演技しているのがわかる。想像だが、美耶子が本当にイクときはこんな感じじゃないのだろう、という気がする。この子は女優だ。女優は容易に本当の顔はさらさないものだ。
 いっぽう、男優の方は演技もへったくれもなく、ただただ快楽に溺れている。
「美耶子ちゃんのおまんこっ! 具合が変わって……! きゅんきゅん締めつけながら、チンポをしゃぶってくるぅっ! すごいっ! 最高の子供まんこだぁ!」
 食レポならぬ膣レポだな。これはこれで需要ありそうだが――
 美耶子の腰をかかえて、男優がピストンを早める。結合部から白濁した本気汁がほとばしり、美耶子の薄い胸がヤバイくらいに上下する。贅肉のほとんどない少女の肋骨の影が浮かび上がる。
「ひぃっ! ひっ! あ、ああああああっ! おじさんっ! おじ……っ! いくっ! 美耶子、いくっ!」
「おじさんもいくっ あーいくっ! だだだ、出すからね! 中でいっぱい精液、出してあげるからね!」
 男優は射精に至る細かく速いピストンに移行する。
「――まだこの後、本番の撮影あるんだけど、あの男優大丈夫なの?」
 桃山園がモニターをチェックしながらADに訊く。そのADは首をかしげる。
「んー、大丈夫だと思いますけど。半月オナ禁させてますし」
「でも、さっき、シャワーでのフェラシーンでもリハと本番でそれぞれ出してませんでした? あの男優さん」
 メイク係らしい女性が口をはさむ。
 このシーンの撮影に入る前、前哨戦があったみたいだな。シャワールームでフェラ、その後ベッドで本番、というのは確かにありがちな流れではある。
「あ、でも、あいつ、精液タンクってあだ名があるくらいですから、大丈夫っすよ、たぶん」
 ADがかばうような発言をするが断言まではできないらしい。
「うーん、大丈夫じゃなきゃ困るけど、念のため、ね」
 桃山園は首をめぐらせる、大きな声をあげた。
「はーい、ストップ! ストップよ! 出しちゃ駄目! 本番にとっといてね!」
 だが、遅すぎた。男優はもう指示が聞こえないくらいに高まっていた。それに、声が届いたとして、もう止まれるものではない。
「出すっ! 美耶子ちゃんのまんこの中にっ! しょ、小学生にナマで中出しっ! 精液、ぶちまけるっ! おおおっ!」
「あっ、ちょっ、おじさん――リハで出しちゃだめって、ももちーが……」
 演技から抜けた美耶子は男優をとどめようとしたが、腰をかかえられて半分以上持ち上げられている。ジタバタもできないし、もうできることはひとつしかない。
「しょーがないなー、えい!」
 きゅっと膣を締めたようだ。男優のペニスの動きが止まる。なんという膣圧だろう。
 ギチギチとペニスを締め上げて射精を止めようとしたようだったが――だが、それがむしろ最後のトドメになったようだ。
「お……絞ら……れ……る……おっおおおおおっおっ! おおおおおおおおおっ!」
 腰をカクカクさせる。美耶子の膣内で、せばまった尿道から精液が勢いよく出ているのが見えるようだ。
 射精時の快感の大きさは、精液が尿道を駆けのぼる速度とその持続時間で決まる。
 最後、締め上げられたために、男優は凄絶なほどの快感にさらされたのだろう。
「あー、もう、すっごくいっぱい出てるよお、おじさん……おーい、おじさーん?」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
 目を白くむいて、ただ、腰の痙攣的な動きは止まらない。出し続けているらしい。
 十数秒間、男優は射精を続け、力尽きた。
「あああああ……もう、死んでもいい……」
 天国にのぼった聖人のような安らかな表情で、男優は呟いた。
「まあ、出しちゃったもんは仕方ないわ。はーい、ちゃんと中出し精液おさえといてよ。NG集とかには使えるでしょ」
 桃山園は肩をすくめると、カメラマンと美耶子に指示を出した。
 美耶子は指示どおりに肢を広げ、膣から零れおちる精液がよく見えるようにポーズをとる。
 指で入口を広げると、本当に大量に射精されたらしく、濃ゆい白濁液――というより半固形のゼリーのような子種が後から後からこぼれだしてきた。
「うわーすごーい! 美耶子に生理きてたら絶対ニンシンしてると思う……すっごく気持ちよかったし。本番の撮影、楽しみだよぅ! がんばるからね!」
 メイキング映像用だろう、リハの感想をコメントをして、ダブルピースサインでにっこり。

つづく





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Date:2018/02/24
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