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超世紀莫迦 WEBLOG

□ 美耶子のソープ嬢た・い・け・ん! □

美耶子のソープ嬢た・い・け・ん! PART-1

うたかたの天使たち・外伝
美耶子のお仕事シリーズ
美耶子のソープ嬢た・い・け・ん!
PART-1

きっかけ

 美耶子が子役デビューして間もない頃――

 この頃はまだ、カラミのシーンになると、ぐずったり、うまく男優を勃起させられなかったり――要するにダメダメな芝居になることがままあった。
 きつく叱ったりすれば、「じゃあ、もう女優やめる」と言い出しかねない、そんなナーバスな時期だった。
 まあ、もともと遊び半分で受けたオーディションに受かっただけだしなあ。
「このままだと。ちょっとまずいわねえ……今日の濡れ場もグダグダだったし」
 控え室で桃山園が言い出した。
 美耶子はぶすっくれたままだ。今日の男優のペニスが大きすぎ、亀頭の形がヘンで、匂いがきつかったたため、フェラを拒否、挿入シーンも疑似になった。
「だって……やだったんだもん」
「そうはいうけど、福嗣左右汰よ、人気ナンバーワンの若手俳優なのよ。キャスティングするの大変だったって言うのに……」
「ゆういちか監督が代役だったらよかったのに」
 まだこの頃はスタンドマンという役職はない。美耶子が安心して(?)身を任せられる男優はまだ少なかった。
「あたしがヤッてあげたかったのはやまやまだったんだけどねえ」
 なにしろ、相手役は長身のイケメン俳優だからな、桃山園のようなチンチクリンではな……
「あんただって、チンポサイズがかけ離れてたじゃないのよ。まあ、どっちにしろ、今回は企画的に代役は無理だったんだけど」
 今回のスペシャルドラマは、「あの好感度ナンバーワン俳優・福嗣左右汰が子役と濡れ場を演じる」というのがポイントなのだ。この時期、まだ子役は、スターの添え物だったのだ。
「来週、福嗣左右汰のスケジュールをなんとか押さえたけど、これがラストチャンスよ。見せ場が疑似じゃあ視聴率は取れっこない。来週までになんとか美耶子を鍛えないとね」
「ええ……? また監督と特訓? あれもすごくヤなんだけど……」
 特訓というのは……美耶子がデビュー直前に桃山園や窪塚Pに拉致されて子役のABCを叩き込まれた時のことか……。あれで美耶子は子役としてデビューすることを決意したんだよな……。ちょっと心が痛むな。
「っていうか、あたしとエッチするのはもう慣れたでしょうが。美耶子、あんたに必要なのは、子役としての第二段階――どんな男優のチンポでも受け入れる許容力と、勃起させ、射精に導くテクニックよ!」
「えええ……」
 美耶子は苦い顔だ。
「ついては、それにぴったりの企画があるのよ」
 言いつつ、桃山園は企画書を取り出す。
 美耶子はそれを覗きこみ、読み上げる。。
「ええと……『人間観察・モニタリング ~ソープランドにJSがいたらビビるけど結局やっちゃう説~』……って、ソープランドってなに?」
「ロリテレビの新番組企画よ。美耶子、あんたはこれから一週間、ソープ嬢として働いてもらうわ!」
 これが今も続く人気企画「大人のお仕事体験!」の第一弾だったのだ。(にしても企画書では、人気番組のネタをいろいろパクってやがったな)
「だからぁ、ソープってなにぃ?」
 美耶子が声をあげる。この頃はまだ「うぶ」なところもあったのだ。


入店初日

「ロリテレビはガチ!」というモットーの通り、その日の夜からいきなり美耶子は都内某所のソープランドに放り込まれた。
 とはいえ、店長は窪塚Pの息がかかった人物で、個室への隠しカメラの設置などにも協力してくれた。
 研修もなく、かんたんな接客マニュアルを読んだだけで、いきなり客を取ることになったのだ。

「今日はどの子になさいますか、お客様」
 常連客に対して、店長が直々に接客している。
「そうだなあ……できるだけ若い子がいいかな。ピチピチした……ぐふふ」
 五十がらみで腹の出た、頭の薄い中年男が、嬢の写真をめくりながら下卑た笑いをもらす。
「それでしたら、本日入店された美耶子さんはいかがです?」
「今日入店? ほほっ、そりゃあ初々しいな」
 美耶子の写真を見て客は目を丸くする。
「こりゃあ美形だが……ちょっと若すぎないか? 子供っぽいな……」
「お客様はこういう感じがお好みでしょう?」
「ま、それはそうだが。じゃあ、この子にするかな」
「ありがとうございます」
 奥に案内された客は、個室前で三つ指をつく美耶子を見てさらにびっくり。
「……マジで? 小学生じゃないか……」
「いらっしゃいませ。ご指名、ありがとうございます。美耶子です」
 顔を上げる。おっさん客に対して、若干の「うへえ」感はあったようだが、台本通りに笑顔を浮かべる。
「お……おお」
 おっさん客は戸惑いながらも、美耶子の美貌に打たれたかのようにうなずき返し、誘われるまま個室に入る。
「美耶子ちゃんだっけ? きみ、幾つなの?」
 おっさん客は個室に入るなり、いきなり訊いてきた。白のワンピース(家から着てきた自前)姿のいかにも子供子供した美耶子に、さすがに警戒感がわいてきたようだ。
「じゅっさ……じゅうはち、十八歳ですぅ」
 美耶子はいきなり十歳と答えかけるが、なんとか取り繕った。
「ほんとに十八なの……? たまげたなあ……」
 男は騙されたがる生き物である。たまげただけで、美耶子の言葉を信じたようだ。
「えへへ、お客様、何か飲みます? それとも……」
「じゃあ、尺八、してもらおうかな」
 おっさんは言った。即尺というやつだ。
「しゃくはち? あの……笛みたいなやつ? 吹けばいいの?」
 美耶子はきょとんとする。
「ちょっと待ってて」
 言うなり、美耶子は個室の隅に置いてあったランドセル(今日は学校から現場直行だったのだ)に駆け寄り、リコーダーを取り出した。
「尺八は持ってないから、リコーダーでがまんしてくださいね」
 と言ってから、美耶子は音楽の時間で習ったばかりの「レットイットビー」をあんまり上手くなく吹いた。
「おお……なんか、作り込まれているなあ……ほんとに小学生みたいだ」
 おっさん客はこの一連の流れを「小学生」感を出す演出だと思ったらしい。
「って、ちがーう! 尺八ってのは、ここ、ここをぺろぺろすること!」
 明るくツッコミながら、おっさんは自分の股間を指さす。
 さすがに美耶子もすぐに悟ったようだ。
「あ、フェラかー」
 てへぺろ。
 なんだかよくわからないが、おっさん客との間に妙な空気感ができたようだ。
 怒りっぽい客でなくて、美耶子には幸運だったと言えるだろう。
 ソープの客にもいろいろいて、中には乱暴な態度をとったり、不潔な客もいるようだが、そこは店長のチョイスだ。最初ということで、無難で若い子好きな客をあてがってくれたのだろう。


 美耶子はおっさん客のズボンとパンツを脱がした。半勃ち状態のペニスが露出する。
(うへえ……)
 顔をしかめた
 会って5分くらいしか経っていない知らないおじさんの生殖器だ。嫌悪感がどうしても先に立つ。
(でも、そんなにクサくはないかも)
 常連ともなると、嬢にイヤな顔をされないよう、あらかじめ身体を洗ってきてくれたりするのだ。
 そのおかげでなんとか美耶子はおっさん客のペニスを口に含むことができた。
(知らないおじさんのおちんちん……しゃぶってる……)
 舌を動かしながら美耶子は思う。
 子役になってからの短い期間で、桃山園や窪塚Pのほか、共演者のチンポも何本となく舐めたものだが、ほかのスタッフがいない、相手と二人きりの空間でこんなことをしたのは初めてだ。ゆういちも見ていない場所で……まるで……浮気してるみたい……
 まあ、個室には十数台もの小型カメラが仕込まれているし、別室では桃山園もゆういちもモニターを見ているのだが――
「おお……ぎこちない動きだけど……いいよ、美耶子ちゃん。これも演出なのかな……でも、子供みたいにちっちゃな舌でぺろぺろされるのは……たまらん!」
 おっさん客のペニスがギンギンになる。
 美耶子は撮影の時のように、一気に射精させようと顔の動きを早くするが、おっさん客にたしなめられる。
「だめだめ、美耶子ちゃん、まだまだ時間はあるんだ。じっくり楽しませてくれ」
 桃山園やマネージャーなら、一回の撮影で三回、四回と射精をするが、五十がらみともなると、一回の射精がとても重要なのだと美耶子は知ったのだった。
 その後も美耶子はいろいろとおっさん客から教わった。
「美耶子ちゃん、服を脱ぐときはもっと色っぽく、見せつけるように……パンツを脱ぐときも足でダンダンしないように」
 とか、
「勃起したチンポは絶えずこちょこちょしないと。折れちゃうよ?」
 とか――。
 それから、全裸になった美耶子とおっさん客は浴槽でいっしょに歯磨きをしてから、キスをした。
 二人っきりでお風呂に入って、キスすることには、抵抗がまったくないわけではなかったが、おっさん客のリードが自然で、美耶子は比較的スムーズにおっさんとベロチューできた。普段の撮影だと、けっこう相手の口臭が気になったりするものだが、なぜだろう。前段で、ある程度会話をして馴染んだからだろうか? とはいっても、会ってから十五分かそこらなのだが……
(これからは共演する男優さんと、ちゃんとお話しよ)
 美耶子はこの時そう思ったという。
 浴槽の中で身体をくすぐりあったり、お父さんみたいにだっこしてもらったり、おっぱいをもまれて「ないなー」と言われてちょっと傷ついたり、しながら、おっさん客と美耶子は仲良くなっていったようだ。
 美耶子はマットプレイに挑戦していた。
 とはいえ、マットプレイに必要なのは豊満な身体だ。
 おっぱいのない美耶子は苦戦せざるを得ない。
 てゆうかむしろ、
「痛い、痛いよ美耶子ちゃん、あばらがこすれるよ」
 と言われる始末。
 まあ、洗濯板の原理で、垢はよく落ちるかもしれない。
「美耶子ちゃんには素股洗いの方が向いてるかもね」
 と勧められ、おまたでおっさん客のいろいろな部位を洗うことを教わった。
 仰向けに寝たおっさん客のおなかに乗って、ぬるーん。
 ワレメを押し当てて、腰を前後に揺すぶる。
「おほっ。キモチいいね、これはいいよ、美耶子ちゃん。ツルツルのオマンコに洗ってもらえるのは最高だ。それに、顔に向かってロリマンが近づいてくるのって、男の浪漫!」
 おっさん客も大興奮だ。
 それから、「壺洗い」にもチャレンジだ。
 これは膣でお客様の指を綺麗にするというプレイだ。
 ソープ嬢としての技術習得であって、エッチなことではない。
 美耶子はまじめに取り組んだ。
「あ……お客さまの指が……あぁん」
「美耶子ちゃんのおまんこ、ちっちゃいねえ……これはもしかして本当に……いやいや」 十歳の少女の膣に指を入れる経験は――小児科医ならもしかしたら万にひとつあるかもしれないが――普通はできないし、したら犯罪だ。だが、ソープランド、しかもかなりの高級店であるこの店がまさか法を犯すはずがない、という思い込みから、おっさん客は美耶子が十八歳だと信じている、というか自分を騙して納得させている。
 だが、拭いきれない疑念、背徳感がプレイを濃密なものにしていたのかもしれない。
 おっさん客の指を順番に、一本ずつ――後半は二本ずつ、美耶子の膣で洗っていく――のだが。
「美耶子ちゃん、さっきからオマンコからトロトロおつゆが垂れてきて、全然きれいにならないよ?」
「ああん、ごめんなさいぃ……お客様のお指がキモチよすぎてぇ……」
 もう美耶子は接客どころではなくて、おしりを夢中でイクイ動かして、快感を少しでも多く受け取ろうとしている。
 頃はよし。プレイ時間も残り三十分を切っている。
「じゃあ、美耶子ちゃん、そろそろ、しようか」
「は、はぁい……」


 ソープランドという場所は「特殊浴場」と呼ばれており、ようするに「特殊なサービスを受けられるお風呂」のことである。あたりまえのことだが、ソープであっても「売春」は違法だ。
 だが、お風呂の中でキャッキャウフフしている間に、ついついその男女がセックスしちゃっても、それは自由でしょ? 憲法にも書いてあるよね、恋愛の自由とセックスする自由について(書いてません)。
 もちろん、実際は違う。「ソープランド」のサービス料金には「性交」が事実上、織り込まれている。客はお金を払っている以上、嬢とセックスする権利があると思っている。嬢もそれを仕事として割り切って受け入れている。
 いわば、厳然たるビジネスだ。
 それでも、やはり男女が密室で裸でからんでいれば、化学反応は起こりえるのだ。
 美耶子はおっさん客とプレイをして、高ぶっていた。
 撮影の仕事以外で、初対面の男性と裸で向き合って、性行為に至るステップを踏むことに、激しく興奮していたのだ。
 おっさん客にだっこされて、キスしながら、美耶子はベッドに運ばれた。
 おっさん客がコンドームのパッケージを開けようとしたとき、美耶子はついその腕にしなだれかかっていた。
「着けなくていいよ、お客様だったら」
「えっ? 美耶子ちゃん、NSオッケーなの?」
 NSがノースキンという意味であることはもちろん美耶子は知らないが、こくこくとうなずいていた。
 この時、別室(個室のカメラをモニターしていた部屋)では騒ぎが起きていたらしいが、美耶子はそんなことは知らない。ソープ嬢として最初の仕事を果たそうとしていただけだ。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
 おっさん客は勃起ペニスを、美耶子の股間に押し当てた。ローションが不要なほどに、美耶子の性器は潤っている。
「ほんとにちっちゃいオマンコだなあ……もしかして、いやいやいやいや」
 相変わらず、首をもたげる懸念を打ち消しているようだ。
 てゆうか、美耶子のことを十八歳だと信じるのはまあまあ無理筋だと思うが――
「あっ……う……せまくても……ちゃんと入るから、だいじょぶ」
 この時点で数作品の出演をこなしている美耶子には、大人ペニスへの恐怖感はもうない。サイズや形や匂いに好き嫌いがあるだけだ。
 その点、おっさん客のペニスはイヤじゃないから入れてもいい、ということらしい。
「行くよ、痛かったら言ってね」
 まあ、痛いと言われても入れちゃうけどね――というのが、おっさん客の本音だろうが。 ぐにゅ……ぬっぬっ……
「うう……あ……ぁ」
 おっさん客のペニスが美耶子のおさない胎内に進入していく。
 出会ってから四十分で、性交に至る関係性もここでは普通のことだ。
 そういう空間なのだ。ソープランドとは。
 ぬるぅ!
 入口をこじ開けた直後、おっさん客は「ほひっ」というような声を上げた。
「は、入ったよ、美耶子ちゃん……うああああ、これ凄い! こんなのは、初めてだ!」
 十歳の少女の膣壁の感触をそれまで体験していたら重大な犯罪者だ。法律で早婚を認めている文化圏なら別だが――
「あ、あ、あ……! お客様の……入ってる! 美耶子の中でいっぱいに……ッ!」
「たまらん、これは……っ! 美耶子ちゃん動くよ!」
 五十男が美耶子の上で腰を振りたくる。
 まさか十数台のカメラで撮られているとは知らないとはいえ、滑稽な姿勢だ。
 だが、それがリアルな性交というものだ。
「ああ……これ、すごい! いつもと、ち、違う!」
 撮影だったら、もっと見栄えや角度を考える。結合部をカメラで映すために、間合いをあけたりもする。見せ場を考えたペース配分や、構図を変えるための一時中断もある。
 だが、このセックスにはそれがない。
 頭の薄いおじさんが、ただやみくもに腰を振っている。
 キスしてくる。舌が入ってくる。
 唾液が流れ込んでくる。
 ぬちゅぬちゅれろれろ――
 美耶子もそれに応える。
 桃山園の「カット!」という声も、マネージャーの心配そうな視線もない。
 おじさんと二人きりでセックスしている。愛し合って、いる。
 これって「えっち」だ。これが「えっち」なんだ……
「ああっ、美耶子ちゃん、出るよ! おじさん、出る! いいかい――美耶子ちゃんの――中で!」
 美耶子はおっさん客にしがみつきながら、足をからめながら――必死でうなずく。
「うんっ! いいよっ! 出して! 美耶子のオマンコ、お客様のセーシでいっぱいにしてっ!」
「ううっ! うっ!」
 おっさん客は顔をゆがめ、頭皮をピンク色にして、歯を食いしばる。
 射精している。
 十歳のソープ嬢の子宮にアラフィフ精子を打ち込んでいる。
「あんっ! あああっ! はああああっ!」
 美耶子も気を遣る。
 イッたばかりのおっさん客と目が合った。
 どちらともなく唇を求め合った。

 美耶子としてはもう1ラウンドくらいしてもいいなと思ったけれど、おっさん客には連発は無理なのだった。
 シャワーを浴び、おたがいの身体を綺麗にしながら、会話を楽しんだ。
「いやあ、美耶子ちゃんの最初の客になれてほんとうに光栄だよ」
「美耶子も、お客様が最初でよかった……」
「いやあ、うれしいなあ、これは通っちゃうしかないよなあ」
 実際は、一週間限定なのだが、それは言ってはいけないと厳命されているので美耶子は黙っていた。そのかわり、美耶子はおっさん客の手を取って、自分のおしりに導いた。肛門に、触れさせる。
「ね、お客様、今週中にもう一度きてくれる? そしたら、こっちでしてもいいよ?」
「美耶子ちゃん、アナルもOKなの? これはすごい逸材だなあ。ああ、約束するよ、今週中だね。おじさん、精液ためて、今度はロングで指名するよ」
「約束だよ……」
 美耶子はおっさん客に自分からキスする。
 それからようやく気づく。
「お客様のお名前……なんだっけ?」
 まだまだ駆け出しのソープ嬢なのである。

 あと、NSについては店長からかなり叱られた。

つづく!




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Date:2019/05/05
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