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超世紀莫迦 WEBLOG

□ 日記 □

歌う機械

初音ミクミキシングボックス初音ミクミキシングボックス
(2008/09)
不明

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 ちょっと前のブームになるんだろうけど、初音ミク。
 機械に歌をうたわせるという、未来的なんだか自己満足なんだかよくわからないムーブメント。聴いてみたけどだめなものはだめ。いいものはいい。結局は、作者の能力がすべて。それは「人間のうたう歌」と何ら変わらない。
 たぶん、これは特別なこと、ではないんだろう。
 だって、歌のうまい、声のきれいな女の子ってめったにいない。それでルックスがよかったら、もう歌手になってる。
 PCの前でひとり音楽をつくっているクリエイターたちには、そんな歌姫と出会うチャンスはそうそうない。ニコ動の「うたってみた」やってる人たちも、ほとんどは声出てないしね。
 声。
 これはどうしようもなく才能だ。ボイストレーニングである程度は鍛えられるかもしれないが、それは声量や発声のテクニックであって、「声」そのものじゃない。
 「歌をうたってカネをとれる声」はめったにいない。プロの中にもそうはいない。ましてや素人にそれを求めるなんてほとんど奇跡だ。
 奇跡はめったに起こらない。でも、テクノロジーはたまに奇跡を起こす。初音ミクがそれだ。

 うまい人が歌わせた初音ミクはなかなかの歌い手だ。たまに心がゆさぶられることさえある。マシンボイスなのになあ。
 人の声、そしてその声が奏でる「うた」は、たぶん、人間にとって最高の音楽なのだろう。たとえそれが擬似的なものであっても。うん。そうだよ。二次元キャラにだって恋はできる。そこに魂が宿ることさえある。それと同じだ。

 だから、初音ミクとかあのへんの音楽は、まだちょっと面白い。
 言語化されきっていない何かが残ってる。

 今回はエロネタなしです。たまにはいいでしょ。

 そうそう。アマゾンで初音ミクミキシングボックスを買いました。初音ミクフィギュアは軒並み売り切れで転売ヤーがウハウハな感じでむかつきますが、これはさすが少年マガジン様なので在庫もたっぷりで、定価で買えます。



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Date:2008/10/04
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