ロリコンは勝ち組らしいです
東山翔という漫画家さんがＬＯという雑誌で活躍していらっしゃるのですが、その方の二冊目の単行本が発売になります。うづきも早晩入手予定です。まあ収録作品の大半はＬＯ連載時に拝見しているのですが……
「Ｇｉｆｔ」という作品(表題作)がこの単行本のメインなわけですが、この作品は、対人関係を構築することが苦手な天才少女が義理の兄とのセックスを通じて成長していくという内容です。ええ、誤字ではないです。
ほんとうに成長してくんですよ、これが。
この漫画家さんは絵も達者だけど、お話がとてもうまい。ブンガクの香りがします。それでいてエロも濃い。ちょっとヤバいくらいの才能の尖りを感じます。
こういう作家が出てくるから、ロリエロ漫画はあなどれない。前も書いたかもしれませんが、ロリ周辺って、紙一重なんですよ。犯罪と芸術の。
子供がセックスするという非日常は、しかし、時に「本質」をえぐり出すことにもつながるわけで、東山翔は、その領域に生息するタイプの作家さんだと思いました。同時に、実用性も忘れないからステキ。
「ロリコン＝異常性欲者」としか認識できない人はこの作品にきちんと向き合うことはできないわけだ。かわいそうとは別に思わないし、どうでもいいけど、自分がそっち側(排斥「する」側)じゃなくてよかったなあとは思います。
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