ロリマンガはタブーを題材にしているのか?
LOとか見てると「兄妹」っていうシチュエーションがやたらと多い。これは読者にそういう嗜好が強いのか、そのほうがぶっちゃけ話を作りやすいからか(兄妹なら「家庭内」で話が完結する)、その両方のような気がするけれども、ある意味興味深い。
どっちも日常レベルでいうととてつもなくアンモラルだ。タブーである。
しかし、これらのタブーの二重がけによって、それぞれの背徳感を強められる、というよりはむしろ「薄まっている」感じがする。一昔前なら、同じテーマを扱ったらいずれにせよ陰惨な物語にしかならなかったろう。しかし、今は、兄妹で、ロリで、実にあっけらかんとしている作風が目立つ。
これは、まあ、兄妹も、ロリも、すでにラベル化されていて、いわば「記号」になっているからだろう。SFにおけるガジェット、ファンタジーにおける異種族設定のようなものになっていて、リアル世界のタブーとはもはや無関係なのだ。
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